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臍の上を

長い長い
流れ星が通ったあとみたいな
傷が

真横に走っている

いつか
ここから
確かに
血が流れたのだ

赤い血が


そう思って
おののきながら

指で薄くなぞって
耳を当てた

筋肉の擦れる音を
聞こうと思ったからだ


――――

もっと
ざわざわした音かと思ったら

小さく泡がはじけるような
海の底の音がして

不思議で


何度も

腹に耳を当てては









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by michel-nano | 2016-02-16 23:14 |
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